ザトウクジラ 体長は12～16m、体重は30トン以上。特徴的な長い胸びれ（体長の約1/3）は海洋哺乳類の中で最も長い。ジャンプ（ブリーチング）や独特の歌を持ち、個体ごとに異なるメロディを歌う。餌の取り方もユニークで、「バブルネットフィーディング」と呼ばれる方法で魚を囲い込んで捕食する。 ＜上田氏コメント＞ ザトウクジラの親子と一緒に泳ぐ。母親は優しく、生まれて数週間の赤ちゃんクジラがちゃんと泳げるように背中で支えていた。

キリン 世界一背の高い動物で、オスは最大5.5m、メスでも4.3mに達する。長い首は7つの頸椎（人間と同じ数！）で構成されている。心臓は1mほどの長さで、血液を脳まで送るために非常に高い血圧を維持している。走る速度は時速50kmに達し、ライオンからも逃げ切ることがある。 ＜上田氏コメント＞ 大きなキリンが朝の風を受けてゆっくり立て髪を揺らしながら歩いていた。その姿は気品さえ感じる。

ホッキョクグマ 地上最大の肉食動物で、体長は2～3.5m、体重はオスで最大800kgにもなる。寒冷地に適応した厚い脂肪層と密な毛皮を持つが、実は毛は透明で、肌は黒い。泳ぎが得意で、100km以上泳ぐことも。地球温暖化による氷の減少で狩りが難しくなり、絶滅リスクが高まっている。 ＜上田氏コメント＞ 暖冬の北極、夕陽で真っ赤に染まった草原を歩くホッキョクグマ。気持ちのいい風がそうさせるのか、その表情はどこか柔らかい。

オリックス 砂漠や乾燥地帯に適応したレイヨウの一種で、体長1.4～2.3m、体重100～200kg。長い角（最大1.2m）を持ち、捕食者から身を守る。水がほとんどない環境でも生きられる特殊な代謝機能を持つ。 ＜上田氏コメント＞ 8000万年前にできた世界最古の砂漠、ナミブ砂漠で出会ったオリックス。オリックスと目が合った瞬間、太古の時代から変わらない風景が目の前にある事に気がついた。

ライオン 「百獣の王」として知られ、オスは体長2.5～3m、体重150～250kg。特徴的なたてがみはオスにのみ生え、強さの象徴。ライオンは社会性が高く、プライドと呼ばれる群れで生活する。狩りは主にメスが担当し、協力してシマウマやヌーを捕らえる。 ＜上田氏コメント＞ 大きなヌーを食べ終わったばかりのオスのライオン。お腹いっぱいで狩りをしていた時とは別人のような表情をしている。

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